« 期間限定でWOWOWを契約してみた | トップページ | 今年買いたいもの 2014年編 »

2014年1月 3日 (金)

西芳照「サムライブルーの料理人」読了

2014年はブラジルでのワールドカップイヤーですから、サッカーの書籍でも。

2004年以来、サッカー日本代表の海外遠征に帯同している西シェフが2010年の南アフリカワールドカップまでの活動内容を書籍にしたものです。以前から本で日本代表にはそういうスタッフもいることは承知していましたし、1998年のフランスワールドカップの際の帯同シェフのインタビューも少し読んだことがあったのでこの書籍にも興味を持ちました。発売時と比べてかなり中古での価格が下がってきていたのでAmazonで中古を購入。購入後すぐに自炊してiPadで読み終えています。

代表チームのシェフというととにかく栄養バランスや衛生管理に注力するものという先入観があったんですが、西シェフはそれ以外に食事の際に選手の目の前で調理を行う「ライブクッキング」という方式を取り入れ、好評を博しているようです。事の発端は、食事開始時間の1時間前に調理を終えた料理を冷蔵庫、保温庫などに入れておいても肉やパスタはパサパサになってしまって美味しくなくなっているので皿を手にする選手が少なかった事のようです。朝食には卵料理を、昼食や夕食にはパスタや肉を目の前で調理して出すようにしたところ、選手や監督からも大絶賛だったとか。中でもジーコは歴代の代表監督の中でもライブクッキングに対するこだわりが強くて、2006年のドイツワールドカップの際に宿泊するホテルを選ぶ際の条件に唯一つ出したのが「ライブクッキングができるホテル」だったとか(笑

また、パスタはバジル、トマトソース、クリームソース、ペペロンチーノなどを用意して辛さの具合などは一人ひとりに合わせてもらえたらしいです。岡田監督も異なるソースで何回もおかわりしてたとか。

中村俊輔を始めとして、闘莉王や大久保、中澤選手などの個人名も良く出てきますし、2006年のドイツワールドカップや2010年の南アフリカワールドカップ、その時その時のリアルな日本代表の雰囲気は手に取るように分かりますね。ワールドカップが近くなると色々なメディアで日本代表の話題が出ますが、そういった報道には出ない情報が多くて、代表のファンならそれだけでも読む価値はあるかと。例えばたまにサプライズでメニューに出すラーメン。大久保は楽しみにしていてシェフに次に出すのはいつかを聞いてきたり、中村俊輔とか中澤は食べたいけど決してラーメンは食べなかったとか(ストイック!)、アフリカのホテルの従業員の間でそのラーメンが話題になってラーメンを出す日はどこからとも無く従業員が湧いてきて「ラーメンを食べさせてくれ」とねだられたとか(笑

それと、巻末には「チキンの照り焼き」「ペペロンチーノ」など代表の食事に供された10品のメニューが付属しているのも嬉しいですね。レシピを見てみたんですが、特別に手間を掛けているという印象は受けません。むしろ一般の家庭で出されているようなメニューで家庭にいる時と同じような安らぎとか安心感を出しているのかもしれません。

戦術や選手について書かれた本を読むのも好きですが、こういった代表を裏で支える人の話というのも実は結構好きです。今年はワールドカップがあるので、そういった本にまた巡り合えることを期待してます。



|

« 期間限定でWOWOWを契約してみた | トップページ | 今年買いたいもの 2014年編 »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 西芳照「サムライブルーの料理人」読了:

« 期間限定でWOWOWを契約してみた | トップページ | 今年買いたいもの 2014年編 »